中学受験塾講師の面接対策は、主に次の2点に集約されていると言えるでしょう。
それはすなわち、「科目に対する専門知識」と「人となり」です。
塾や予備校の人事は、多くの場合「教える能力の多寡」という点に関しては
それほど重要視していないように見受けられます。
というのも、教授法などは各塾や予備校の指針に沿っていることが望まれ、
予め教える際の癖がないほうが望ましい場合も考えられるからです。
技能は後からついてくる、という考えなのです。
塾でのアルバイト経験の有無などは、それほど気にする必要はないでしょう。
それゆえ、面接において肝要なのは「科目に対する専門知識」と「人となり」となります。
また、前者に関してはあればどれだけあるにも越したことはありません。
試験などで客観的な評価は得られますが、面接の場面でのアピールも重要になります。
大学の専門分野で学んだことや、興味関心のあることを積極的に伝えられるよう対策をとりましょう。
知識を持っていることは、面接官に「安心感」を与えることが出来ます。
一方、後者の「人となり」に関しては定義のしようが困難な要素ではありますが、
何より「明るく」かつ「真面目である」という点が重要かもしれません。
「暗い」ことは言うまでもなく、講師に不向きであるという印象を与えます。
また、「明るい」が「不真面目」であっては、
この塾講師に生徒を信頼して任せられるのか、人事は不安に感じます。